不動産ニュース / 仲介・管理

2019/3/4

賃貸住宅に独自の防災機能/旭化成ホームズ

 旭化成ホームズ(株)は1日、賃貸住宅「ヘーベルメゾン」に防災力を高めるアイテムをパッケージ化した設備仕様「へーベルメゾン・防災パッケージ」の販売を開始した。

 入居者の「自助・共助」を促し、賃貸住宅のレジリエンス強化を目指すもの。共用部のエントランス空間の一画を「防災ステーション」と名付け、各世帯では備えきれない大型の防災備品をストックした「防災備品倉庫」や、停電時も共同使用できる「非常用電源」、情報途絶が起きないように設置された「防災サイネージ」の設置を提案。共用部に、「太陽光発電パネル(2kW)」と「蓄電池(6.5kW/h)」を設置し、停電時の電源を確保する。これにより、オートロック式のエントランスも機能が継続され、住戸の電力が途絶しても共用廊下や「防災ステーション」では灯る状態となる。
 「非常用コンセント」によってスマートフォンの充電や、電気ポットでお湯をわかすなど、入居者同士が協力し合いながら一定期間を過ごすことができ、地震警報や避難情報が配信される「防災サイネージ」はTVも視聴できるため、情報途絶のリスクを防ぎ、入居者同士の情報交換の場ともなる。

 専有部には、地震後の通電火災を防止する「感震ユニット付分電盤」や、玄関に「非常用照明」を設置。地震時の家具転倒を防ぐため、家具固定を可能とした壁面や、転倒の恐れのある家具類を収納する「集中収納」、各家庭での備蓄を促す「パントリー」の設置などを提案する。

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エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。