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2019/3/19

つながりある暮らしをテーマにシンポジウム

「人間の豊かさを求めていくと『つながり』が重要になってくる」と話す(株)アキュラホーム代表取締役社長・宮沢俊哉氏

 「住まい手が参加する住まいと住環境づくりの意味と実践」研究会(事務局:(株)アキュラホーム)は18日、シンポジウム「つながり志向時代の住まいづくり」をすまい・るホール(東京都文京区)で開催した。

 同研究会は、住まい手の多様化する価値観やニーズを調査し、入居後の満足感向上や、住宅地管理とコミュニティの醸成に応用することを目指している。シンポジウムでは、「人と人とのつながり」に焦点を当て、“柔らかなつながり”のある暮らしを叶える住まいづくりについて考える場とした。

 開会の挨拶でアキュラホーム代表取締役社長の宮沢俊哉氏は「人間の豊かさを求めていくと、やはり『つながり』が重要になってくる。なかなかつかみにくいものだが、住まいを提供する者としてこの時代に求められている『つながり』を学んでいかなくてはいけないと思う。日本の住環境に、シンポジウムを少しでも役立てていただけたら」などと述べた。

 講演「作りながらつながる住まいづくり」では、法政大学デザイン工学部建築学科教授の岩佐明彦氏が、被災地の仮設住宅のカスタマイズの役割を紹介。人々の暮らしぶりを例に挙げ、居住環境のカスタマイズがコミュニケーションのきっかけや、生きがいをはじめ、前向きな姿勢につながることなどを紹介した。続いて、長岡造形大学理事長の水流 潤太郎氏は「つながり志向が生まれている時代背景について考える」を、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻特任教授の松村秀一氏は「『遊び』でつながる住まいづくり」と題した講演等を行なった。

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