不動産ニュース / 政策・制度

2019/4/12

「不動産協会賞」、3作品を表彰

授賞式の様子

 (一社)不動産協会は11日、パレスホテル東京(東京都千代田区)で第9回「不動産協会賞」の表彰式を開催した。

 不動産業への理解やコンセンサスを得る機会として、社会的に紹介したい本を表彰しているもの。日本経済や国民生活に関する幅広いジャンルの著作から、今回は3作品を選定した。

 今回の受賞作は、「熱海の奇跡 いかにして活気を取り戻したのか」(市来 広一郎著、(株)東洋経済新報社)、「マーケットでまちを変える 人が集まる公共空間のつくり方」(鈴木美央著、(株)学芸出版社)、「老いた家 衰えぬ街 住まいを終活する」(野澤千絵著、(株)講談社)。

 選考委員座長の青山 佾(やすし)氏(明治大学公共政策大学院教授)は、「市来さんは熱海のまちづくり活動、鈴木さんはマーケットをご自身で手掛けられており、当事者目線での作品であったことが興味深かった。野澤さんの作品は、同じ問題を取り上げた別の作品と比較しても、データに基づいて丁寧に事例を説いている点で説得力が強く、評価した」などと選考のポイントを解説した。

 同協会理事長の菰田正信氏は、「受賞作品は、地方創生、地域の活性化、空き家問題など現代の日本社会が直面する課題を取り上げており、時代の変化を反映する都市やまちづくりを推進する上で示唆に富んでいる。不動産業の役割やあり方を考える上で参考にしたい」などと話した。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。