東京建物(株)、旭化成不動産レジデンス(株)、(株)URリンケージの各社は24日、事業協力者として参画している「石神井公園団地」(東京都練馬区、総戸数490戸)の団地建て替え事業に関して、21日の管理組合臨時総会において区分所有者の90%超の賛成で一括建替え決議が可決されたことを明らかにした。東京23区では最大規模の建て替えプロジェクトとなる。
同団地は日本住宅公団(現・(独)都市再生機構)が分譲したもので、1967年に竣工。西武池袋線「上石神井」駅より徒歩11分、敷地面積は4万2,681平方メートル、鉄筋コンクリート造5階建ての建物9棟で構成する。
建物・設備の老朽化、住民の高齢化が進んでいたことから、2007年に建替・修繕検討委員会を設置して、団地再生に関する勉強・検討を重ねてきた。15年に3社が事業協力者に選定された。
建替え決議の可決を受けて、19年度内に建替組合を設立、20年度に解体工事に着手する予定で、建て替えに当たり、道路拡幅等によって約6,000平方メートルを練馬区に寄贈。建て替え後は、敷地面積3万6,988平方メートル、地上7・8階建てを含む8棟構成、延床面積は6万7,909平方メートル、総戸数は844戸のマンションを計画する。