不動産ニュース / 政策・制度

2019/5/20

放置予想される土地の管理でとりまとめ

 国土交通省は20日、国土審議会計画推進部会国土管理専門員会の2019年におけるとりまとめ「将来的に放置されていくことが予想される土地の管理のあり方」を公表した。

 同専門委は16年9月に設置。国土形成計画の推進に関して、人口減少期における持続可能な国土の利用・管理を進めるための方策の在り方について検討している。

 今回のとりまとめでは、ケーススタディーで得られた知見やこれまでの専門委員会での議論をもとに整理。「放置以外の選択肢を選ぶことが困難な土地が多数存在するエリアが多い」という問題意識を持ち、将来的に放置されることが予想される土地の管理の在り方を示した。

 その上で、持続的な土地の管理の在り方検討のフローを示した。持続的な土地の管理について、将来的に現状の管理方法を断念する場合、放置することによる地域への悪影響を検証。それが無視できないほどに大きい場合は放置せずに何らかの新たな管理方法を検討し、無視できるレベルに小さい場合は必要最小限の管理にとどめるという選択肢も提示する。担い手不足など、管理の継続が難しくなった場合に備え、複数の管理シナリオを用意するべきだとした。

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