（公社）全日本不動産協会東京都本部、（公社）不動産保証協会東京都本部は24日、ホテルグランドアーク半蔵門（東京都千代田区）にて定時総会を開催。本年度の事業計画・収支決算などを報告したほか、改選期に当たり役員改選を行なった。
役員改選では、新たに選ばれた理事によって、本部長として現任の中村裕昌氏の推薦が決まった。6月の全日総本部の総会を経て正式決定する。中村氏は、「当本部は会員の増加が顕著で、目標としていた会員1万社がみえてきた。ただ、会員を増やすだけではなく、公益事業もしっかり行ない、会員支援をさらに充実していきたい」などと抱負を述べた。
今期の事業計画は、「会員支援」「組織強化」等を重点事業に位置付けた。会員支援では、業務支援機能を増強した「ラビーネット」のさらなる普及や、「不動産調査実務マニュアル」のアプリ化といった技術的な支援のほか、会員向けの研修「全日ステップアップトレーニング」にeラーニング機能を導入するなど業務支援を強化していく。
なお、2019年3月末の会員数が本店9,595社（前年比348社増）、支店1,004ヵ所（同40ヵ所増）。本店の新規入会が750社と過去最高だったことから、20年3月末の会員1万社の目標達成を見込んでいる。
