不動産ニュース / その他

2019/6/19

青梅に民泊施設オープン/CHINTAI

和モダンを意識した内装
日本庭園の雰囲気を演出した中庭

  (株)CHINTAIは18日、民泊施設「青梅時間・宿」(東京都青梅市)をオープンした。

 JR「青梅」駅徒歩3分、東京都青梅市などが出資し、地域活性化を担う(株)まちつくり青梅(東京都青梅市、代表取締役:野嵜 弘氏)と共同で運営する複合施設内に位置。同施設は、従前、歯科医院の診察室兼住居だった地上3階建ての複合施設を、民泊、カフェ、シェアハウスが運営できる施設へ改装したもの。3階建て部分1階にカフェ、2階にまちつくり青梅のオフィス、3階にまちつくり青梅が運営するシェアオフィスが入居する。

 「青梅時間・宿」は、2階建て部分の1・2階(8帖の和室3室および洋室1室)を宿泊スペースに改装し、3階建ての1階一部(カフェに隣接する民泊施設とつながるスペース)に共有スペースとなるLDKを設置した。延床面積141.2平方メートル、木造(宿泊室)・鉄骨造(LDK)。
 CHINTAIが改装を手掛け、賃借して民泊施設を運営。改装は、築50年以上の古民家の風合いを生かすために、傷んでいる箇所を重点的に手掛けた。内装は和モダンを意識し、バスルームには檜を用いた浴槽を設置。中庭も日本庭園の雰囲気を演出した。
 利用予約受け付けは17日より。宿泊は1日1組限定で1泊4名まで2万5,000円~(平日金曜除く)、1名追加ごとに4,000円プラスとなり最大8名まで利用可能。
 今後は、まちつくり青梅と協力しながら、宿泊者向けの体験教室なども順次開催予定。青梅出身のコーディネーターと連携を図り、地元の観光スポットツアーの提案や青梅市のイベント案内なども行なっていく。

 18日に開催したオープニングレセプションで、同社代表取締役社長の上平尚芳氏は、「今、外国人に、日本人が観光で訪れなくなった場所や、日本人にとっては目新しくない暮らしの中に当たり前にあるものなどが喜ばれている。民泊をやるにあたり、普段当たり前になっているものを、いかにクローズアップして外国人に伝えていくのかが重要だと考えている。これまでの経験を踏まえ行政、まちの人たちと一体となって青梅を盛り立てていきたい」などと抱負を述べた。

 なお、現在同社は鎌倉で4件、鳥取県米子市で1件の民泊施設を運営しており、今後は夏に福岡での開業を予定している。

まちつくり青梅、カフェなどが入居する施設(3階建て部分)、続く奥側がCHINTAIが運営する民泊施設(2階建て部分)となる

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