不動産ニュース / 開発・分譲

2019/6/24

旭化成レジ、築地で等価交換マンション着工

「(仮称)築地6丁目プロジェクト」外観完成予想図

 旭化成不動産レジデンス(株)は22日、地権者38名との等価交換事業による新築分譲マンション「(仮称)築地6丁目プロジェクト」(東京都中央区、総戸数166戸)を着工した。

 事業地は、東京メトロ「築地」駅より徒歩3分で、敷地面積は1,914.70平方メートル。昔からの住人も多く、築地本願寺、築地場外市場に近く、銀座から徒歩圏内という抜群の立地条件だったが、老朽化した狭小家屋が密集し、区域内の私道は緊急車両も通れない状態だった。また、過去の土地売買によって私道のみ未登記だったケースや相続人の特定が困難な敷地などもあり、関係権利者は100名を超えた。

 2018年3月に同社が事業参画することを表明、合意形成活動を開始。同年8月には解体がスタートし、同年11月には全地権者との土地売買契約が完了、テナントの立ち退き、地権者の退去も完了した。

 建て替え後は、鉄筋コンクリート造地上11階地下1階建てのマンションに。延床面積は1万5,311.59平方メートル。築地のまち並みに沿う重厚感のある外観デザインや、埋蔵文化財調査で発掘した江戸時代の住居基礎の木材を、共用部家具として再生するなど、築地の文化を引き継ぐ。125戸を分譲する予定。

 19年12月に販売開始予定で、21年10月に竣工する予定。

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