三菱地所(株)と(株)電通国際情報サービスは11日、かねてより共同で運営してきたFinTech拠点「The FinTech Center of Tokyo,FINOLAB」(以下、FINOLAB)の運営組織を法人化し、「(株)FINOLAB」(東京都千代田区、代表取締役:伊藤千恵氏)を設立した。出資比率は、三菱地所51%、電通国際情報サービス49%。
現在FINOLABは、スタートアップ会員49社、企業会員12社、登録人数は500名超のコミュニティに成長している。新会社の設立を通じ、FinTechを核とする多様な業種・領域のオープンイノベーションをより一層加速させ、スピーディに新規事業創出につなげる枠組みを構築していく。
新会社では、従来のFINOLABのコミュニティ運営を引き継ぎ、さらに強化するとともに、オンライン環境とリアルな施設を融合した事業創出基盤「FINOLAB SANDBOX(仮称)」を、2020年2月頃に構築する予定。また、スタートアップによる最新のFinTechサービスを法人としていち早く導入し、評価する体制を整える。これにより、数多くのイノベーションを生み出すだけでなく、現実のサービスを世に送り出す起点としての役割を果たす。