不動産ニュース / 開発・分譲

2019/8/1

ホテルオークラ本館の建て替えが竣工

「オークラプレステージタワー」外観

 日鉄興和不動産(株)と大成建設(株)は7月31日、特別目的会社(SPC)を通じて推進していた「オークラプレステージタワー」(東京都港区)が竣工、オフィス部分をSPCが取得したと発表した。

 日本を代表するホテルとして国内外の来賓をもてなしてきた「ホテルオークラ」本館の建替事業で、ホテル、オフィス、店舗からなる複合タワー。敷地面積約2万450平方メートル。鉄骨造、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上41階地下1階建て。

 1~7階までは、レストランと宴会場、3・4階のオフィスエントランスロビーは、ホテルオークラが育んできた伝統的なデザインを踏襲した。

 オフィスフロアは8~25階。延床面積は約6万4,000平方メートル。基準階は、天井高2,850mm、面積約2,300平方メートルの整形フロアで、レイアウトの自由度を高め、多様なニーズに応えられるようにした。

 8階には、カフェスペースやリラクゼーション施設を設けたオフィステナント専用のラウンジエリア「Aoi Lounge」を用意した。また、同ビル内で展開するホテル「The Okura Tokyo」と連携し、テナント専属の担当者を用意。ホテルの施設、サービスをビジネスシーンで利用できるよう対応する。

 オフィステナントは、約9割内定している。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。