
(一社)不動産テック協会(RET)は22日、「不動産テック カオスマップ」の最新版を公開した。
「不動産テック カオスマップ」は、不動産テック業界を業態別に分類し、各分野を手掛ける企業が一目でわかるようにまとめた「業界地図」。同協会を立ち上げた有志により2016年6月から作成されており、今回が「第5版」となる。
取り上げたテック事業者数は、初版の80社から305社へと増加。18年11月の「4版」の260社と比べても、40社以上増加した。初版からの増加率を業態別にみると、「テック」としての業者数が少ない「リフォーム・リノベーション」が733%と突出しており、近年急速な普及が進む「IoT」(550%)、「VR・AR」が続く。
同協会代表理事の赤木正幸氏(リマールエステート(株)代表取締役)は「事業者数としては業務支援系が増えている。今後は、シェアリングやクラウドファンディングが伸びるとみている。事業者数は確実に増えているが統合・合併やアナウンスしたものの事業開始に至らない会社など削除されるケースもある」としている。