NTT都市開発(株)は8月30日、計画を進めている「元京都市立清水小学校跡地活用計画ホテル事業」(京都市東山区、総室数48室)の運営委託契約を(株)プリンスホテルと締結。同時に、ホテル名称を「The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu(ザ・ホテル青龍 京都清水)」とし、2020年3月に開業すると発表した。
「記憶を刻み、未来へつなぐ」を開発コンセプトに、地域自治の拠点として伝統的コミュニティの中心施設であった小学校の築約86年の校舎を、ホテルにコンバージョンする。既存校舎の意匠を保存しながら構造躯体の補強や付属施設を追加し、地域とのつながりを尊重したホテルとする。
同社が開発し、同社グループのUDホスピタリティマネジメント(株)が経営、プリンスホテルが運営する。ホテル名称には、東山の守り神である「青龍」を冠し、地域性と歴史的価値のある小学校校舎を生かしたホテルとして国内外に発信する。
同ホテルは京阪「清水五条」駅より徒歩20分、JRなど「京都」駅よりタクシーで約10分に立地。世界的な観光地である「清水寺」まで徒歩8分と近い。敷地面積は7,120.67平方メートル、建物は地上4階建て、延床面積6,823.96平方メートル。朝食レストラン、ゲストラウンジ、プライベートバス、フィットネスジム等を併設する。