不動産ニュース / 開発・分譲

2019/9/5

千葉・野田に大規模物流施設/ESR

「ESR野田ディストリビューションセンター」外観

 ESR(株)(東京都港区、代表取締役:スチュアート・ギブソン氏)は5日、新たに竣工したマルチテナント型大型物流施設「ESR野田ディストリビューションセンター」(千葉県野田市)の内覧会を開催し、入居希望企業・マスコミに施設を公開した。全国では17件目、千葉県内では7件目の施設。

 国道16号線「春日部野田バイパス」に至近で、常磐自動車道「柏IC」から14.2km、東北自動車道「岩槻IC」から16.5km、工業団地内という希少性・交通利便性共に高い立地。また東武野田線「川間」駅から2.3kmで、バス停からは徒歩6分で便数も多く、雇用確保にもアドバンテージがある。

 敷地面積約1万8,380平方メートル、鉄骨造地上4階建て、延床面積約3万7,330平方メートル。梁下有効高は5.5m、トラックバースは24台。

 倉庫内、事務所、共用部にLED照明を採用したほか、屋上には太陽光発電システムを設置、敷地内を緑地化するなど、環境にも配慮。CASBEEのAランクの取得を予定している。非常用時価発電機の導入により、入居企業のBCPにも配慮した。

 内覧会と併せて、Rapyuta Robotics(株)によるセミナーも行ない、同社執行役員の森 亮氏が開発中の物流ロボットシステムについて説明。同社では、商品棚まで自動で移動し、担当者がピッキングした商品をパッキングの場所まで運ぶ協働型ピッキングロボットを開発している。既存の倉庫設備・オペレーションを生かしながら導入でき、導入後の設備レイアウト変更にも柔軟に対応できるのが特長で、森氏は、「物流施設内のスタッフの作業は、歩行の時間が一番長い。ロボットの活用により担当者はピッキングに集中でき、業務の大幅な効率化が実現できる」と述べた。

 なお、ESRは、中国、韓国、シンガポールなどアジアを中心に物流施設を展開するグローバル企業。2016年にレッドウッド・グループ・ジャパン(株)から商号を変更している。

Rapyuta Roboticsが開発した協働型ピッキングロボット
担当者が棚から商品を入れると、パッキングエリアまで自走運搬する

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