不動産ニュース / 開発・分譲

2019/9/19

駒沢公園にシェアオフィス核にした複合施設

複合施設「Tote 駒沢公園」外観イメージ

 UDS(株)は18日、複合施設「Tote 駒沢公園」(東京都世田谷区)を10月末に竣工すると発表した。

 土地所有者からの“駒沢公園地域のためになる土地活用をしたい”という要望に応え、同社が企画立案と建築設計を手掛けたプロジェクト。施設内のシェアオフィス・スタジオの運営等も同社が行なう。

 東急田園都市線「駒沢大学」駅徒歩9分。敷地面積は約434平方メートル。延床面積は約1,308平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造7階建て。1階にはパティスリー&カフェが入居。待機児童の多い地域ニーズに応え、2階には小規模認可保育園を誘致。3階はシェアオフィス&スタジオ「Tote work&studio」、4・5階はSOHOとしても利用可能な賃貸住宅(4戸)。

 3階の「Tote work&studio」は、“暮らしに寄り添うオフィス”として、個人や小規模事業主向けとして計画。シェアオフィスの面積は約233平方メートル。1~3名の利用が可能な「Room」(12室、月額3万3,000円~)と、1名固定席の「Desk」(8席、月額2万3,000円~)、フリーアドレスの「Lounge」(月額1万5,000円、ホリデー/ナイト会員は8,000円)を設ける。また、共用設備として電源やWi-Fi、会議室(4名用)、宅配ロッカー等を用意する。

 オフィスにはキッチンや壁面ミラーを備えたシェアスタジオ(約36平方メートル)を併設。スタジオ会員は午前・午後・夜間の枠からタイムシェア方式で定期利用することができ、教室なレッスン等での利用を見込んでいる。利用料金は月2回で8,000円(税別)~。

 「Tote work&studio」の開業は11月中旬の予定。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

SOHO

Small-Office Home-Officeの頭文字で、小規模事務所や自宅で働く職場形態、もしくはその用途に対応した物件のこと。 都市郊外にコピー、FAXなどのOA機器を共用する賃貸型小規模SOHO施設も登場し、高齢者や主婦などがビジネスを展開するケースもある。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。