不動産ニュース / その他

2019/10/23

大手町のオフィスビルにカーボンニュートラル都市ガス

 三菱地所(株)は23日、東京ガス(株)と丸の内熱供給(株)が提携し、日本初となるカーボンニュートラル都市ガスの供給を開始すると発表した。2020年3月より、同社が所有するオフィスビル2棟(東京都千代田区)で使用を開始する。

 カーボンニュートラル都市ガスは、東京ガスがシェルグループから購入したカーボンニュートラル LNGを活用したもの。天然ガスの採掘から燃焼までの工程で発生するCO2が、シェルグループの保有する CO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)される。

 丸の内熱供給は、「丸の内ビルディング」で運用・管理する固体酸化物形燃料電池と、「大手町パークビル」で運用・管理する地域冷暖房プラント内のガスエンジンコージェネレーションシステムそれぞれで使用する都市ガスの全量について、カーボンニュートラル都市ガスを使用する。

 丸の内熱供給と三菱地所は、カーボンニュートラル都市ガスを調達することで、環境に配慮した強靭な熱のネットワークを構築。防災機能の向上にも寄与する地域熱供給事業において、環境負荷削減に貢献するとともに、まちづくりを通じて持続可能な社会を実現するための先進的な取り組みを進めていく。

 契約期間は25年2月末まで。

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カーボンニュートラル

人間活動において、二酸化炭素の排出と吸収が相殺されてゼロであることをいう。例えば、植物のからだは空気中の二酸化炭素が固定化されたものだから、その燃焼(バイオマス燃料の利用)によって二酸化炭素が排出されてもカーボンニュートラルである。

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