
三井不動産(株)、柏ITS推進協議会は24日、「柏の葉キャンパス」駅・東京大学柏キャンパス間の公道で自動運転バスによる営業運行実証実験を行なうと発表した。つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅から東京大学 柏キャンパス間の約2.6kmの一部区間で実施し、実証期間は2019年11月1日~20年3月31日。
自動運転でのバス事業の営業運行を目指し、運行時の課題把握、対応方法の検証を目的として実施。乗客定員は17名。乗車対象者は、同大学柏キャンパスの学生、教職員および来訪者。車両には、先進モビリティ(株)が開発した自動運転システム搭載の事業用車両バスを使用し、営業運行は東武バスイースト(株)が行なう。自動運転化レベルはレベル2(※)に設定。
今回の検証結果から、レベル4(※)以上を見据えた走行性・安全性を評価すると共に、新たな自動運転バス車両の開発も想定。実証実験終了後も新車両を導入し、継続的に実証実験の運行を行なっていく予定。
※自動運転化レベルは5段階あり、レベル2は「システムが縦方向および横方向両方の車両運動制御のサブタスクを限定領域において実行」、レベル4は「システムがすべての動的運転タスクおよび作業継続が困難な場合への応答を限定領域において実行」。