不動産ニュース / 開発・分譲

2019/11/6

三菱地所、エレベーターメディア事業に参画

実際の投影映像

 三菱地所(株)は5日、エレベーター内でオフィスビル等の就業者向けの情報などを配信する「エレベーターメディア事業」に参画すると発表した。エレベーター内サイネージ事業を行なうスタートアップ企業(株)東京と共に、新会社「spacemotion(株)」を設立した。

 同社が展開するエレベーターメディア事業(事業名:エレシネマ)は、プロジェクターを用いてエレベーターの扉に映像を投影するもの。従来のポスターやディスプレイを活用したエレベーター内でのコンテンツ配信とは異なり、大画面で迫力あるコンテンツが投影できる。扉の開閉を検知するセンサーによって、ドアの開閉に合わせて放映が開始・終了する。
 投影するコンテンツは、不動産オーナー・管理者からの配信情報や、防災マップ、提携先によるニュース・天気情報など。オーナー・管理者からの情報は、無料で配信(月々の電気代のみオーナー負担)する。「グルメ」「観光」「レシピ」をテーマとしたspacemotion独自の短尺番組も放映する予定。

 同事業の第一弾として、「TRCセンタービル」(東京都大田区)および「伊藤ビル」(東京都豊島区)でサービスを開始。今後はホテル、マンション、商業施設など他アセットでも展開し、2年間で全国主要都市を中心に5,000台まで導入を拡大する考え。

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