不動産ニュース / 開発・分譲

2019/11/8

「南町田グランベリーパーク」が開業/東急他

「南町田グランベリーパーク」俯瞰図
駅からの街区入り口。スヌーピーのスタチューが出迎え

 東急(株)と町田市は13日、「南町田グランベリーパーク」(東京都町田市)をオープンする。

 開発総面積は約22.2ha。東急田園都市線「南町田グランベリーパーク」駅前に位置する。商業施設「グランベリーパーク」の開発(「グランベリーモール」からの建て替え)を中心に、隣接する「鶴間公園」のリニューアルや歩行者ネットワーク等の整備、駅の改修および名称変更(旧名称「南町田」駅)を行なった土地区画整理事業。

 商業施設は、敷地面積約8万3,000平方メートル、延床面積約15万1,000平方メートル。全241店舗(うち100店舗がアウトレット店舗)。自然豊かな立地を生かし、国内最大級の「モンベル」や公園等でアウトドア体験サービスを提供する「スノーピーク」など、アウトドアブランドの旗艦店を揃えた。街区内でピクニック等ができるよう、テイクアウトの店舗も充実させた。南町田にセントラルキッチンを有する「成城石井」は同店舗ならではのでき立て商品等を販売する。

 商業施設と公園をつなぐエリア(パークライフ・サイト)には、寄贈本をシェアしながら人的交流が図れる「まちライブラリー」や乳幼児から高校生までを対象とした子供クラブのほか、「スヌーピーミュージアム」や同ミュージアム運営のカフェを開業。ミュージアムでは、半年ごとに原画展を行なうほか、町田市が力を入れている子供向けの英語教育を踏まえた企画を盛り込む。ミュージアムのオープンは12月14日。なお、パーク全体にスヌーピーのスタチューを11体設置し、まちのアイコンとしている。

 7日に会見した(株)東急モールズデベロップメントグランベリーパーク総支配人・青木太郎氏は、「駅、商業施設、公園がシームレスにつながっている点が特徴。以前は商業施設と公園が分断されているつくりだったが、今回道路の位置を変えることで一体感を出した。商業施設はもちろん、さまざまな人にまち全体を楽しんでもらいたい」と述べた。

 年間集客目標は1,400万人。今後、同街区内で住宅も整備していく計画。

右の棟が「スヌーピーミュージアム」、左の棟がミュージアム運営のカフェとシェアブックが利用できる「まちライブラリー」
「モンベル」店舗。前にはクライミング体験ができる施設も備えた

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土地区画整理事業

市街地を面的に整備するために、土地の区画形質の変更や公共施設の整備を行なう事業の一つで、土地区画整理法に従って実施されるものをいう。 この事業の実施によって、例えば、不整形な土地や袋地が解消され、道路や公園が整備されることとなる。

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