不動産ニュース / 調査・統計データ

2019/11/21

首都圏既存マンション価格、前月比1.2%の下落

 (株)東京カンテイは21日、2019年10月の三大都市圏中古(既存)マンション70平方メートル換算価格の月別推移を発表した。

 首都圏の既存マンション価格は3,682万円(前月比1.2%下落)とマイナスに転じた。都県別では、東京都が5,023万円(同2.7%下落)、神奈川県が2,854万円(同2.8%下落)と、比較的大きく水準を下げた。一方、埼玉県は2,297万円(同0.5%上昇)、千葉県は2,065万円(同0.4%上昇)と、小幅ながらプラスを示す結果に。埼玉県に至っては緩やかな上昇傾向で推移している。

 近畿圏は2,369万円(同0.1%上昇)とわずかな強含みに留まっており、2,300万円台の半ばに達して以降は上値が重くなりつつある。大阪府は2,560万円(同変動なし)と横ばいで、5月以来の上昇傾向は一服した。兵庫県は2,105万円(同1.0%上昇)と再び上昇したことで、7月に記録していた最高値(2,092万円)を10万円ほど上回った。

 中部圏は1,925万円(同3.2%下落)と下落。愛知県は2,082万円(同4.6%下落)と大幅に下落したが、これは名古屋市での築古事例や愛知県以外での事例が増加した影響とみられる。

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マンション

日本におけるマンションは、一般的には、鉄骨コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で、3階建て以上の分譲共同住宅・賃貸共同住宅を指している。ただし、賃貸共同住宅の場合にはPC造・重量鉄骨造であっても、マンションと呼ばれることがある。

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