不動産ニュース / 仲介・管理

2019/11/22

テナントの心をつかむ取り組みを紹介/WWBA

31社から95名が参加。成功事例を共有した

 ビル運営事業者が不動産のサービス面について情報共有・研究しているグループWIN WIN BLDG ASSOC(WWBA、事務局:郵船不動産(株))が21日、勉強会を開催。31社から95名が参加した。

 「今年一番、テナントさんのハートをつかんだエピソード」をテーマに、ビル運営・管理の現場で実際に行なった取り組みについて、具体的内容やテナントの反響なども含めて登壇者が紹介。従業員の家族を招く“ファミリーデー”開催にあたって協力を求められ、業務を超えてさまざまなリクエストにも対応、喜ばれたケースや、閉館するビルのお別れ会を開催してビルへの思いをテナントと共有できたケースなど、15の事例が紹介された。

 工事によるレストラン休業時に昼食提供・CSRの一環として、障害者を雇用するベーカリーのパンを販売する取り組みを実施し大変喜ばれた事例では、「レストラン側から、意見が寄せられるといったことはなかったか?」といった質問が出席者から寄せられ、「CSRの一環でもあるということをきちんと伝えたところ、喜んで賛同してもらえた」との回答に「参考になった」との声が聞かれるなど、質問・意見なども活発にやりとりがなされた。

 事務局を務める郵政不動産の村田 理氏は、「ビル賃貸事業者にとって、そのビルのファンになってもらうことが重要なミッションの一つ。テナントの心を“わしづかみ”にするコツを参加者で共有、一緒に取り組むことで、同業事業者、テナントも含めてwin-winの関係を築いていけたら」と述べた。

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