不動産ニュース / 開発・分譲

2019/12/9

地域防災に寄与。住友不、秋葉原のビル竣工

「住友不動産秋葉原ファーストビル」外観

 住友不動産(株)は9日、建設を進めていた「住友不動産秋葉原ファーストビル」(東京都千代田区)が6日に竣工したと発表した。

 建設地は、JR山手線他「秋葉原」駅徒歩4分に立地。道路を挟んで向かい合う約2,000平方メートルの敷地と、約1,200平方メートルの敷地。オフィス棟が建つ前者は「ヤマギワリビナ本館」跡地で2010年に取得、商業棟が建つ後者は「石丸電気本館」跡地で2013年に取得。17年9月に、建物本体工事に着手していた。

 一団地認定制度を併用した東京都総合設計制度により一体開発。公開空地と広場の整備を条件に、総合設計制度の容積割増を受けた。オフィス棟は免震構造、地上23階建て高さ125m(延床面積約2万6,000平方メートル)。基準階面積約830平方メートル。商業棟は、地上2階建て(同約980平方メートル)。

 商業棟を低く抑えることで周辺への圧迫感を軽減。歩道が狭い周辺地域の問題を解消するため、公開空地を活用してオフィス棟足元のピロティ、商業棟前の広場、ポケットパークなど約670平方メートルのオープンスペースを確保。これらスペースを災害時の一時滞留スペースとして活用するほか、オフィス棟のエントランスホールを帰宅困難者受け入れスペースとし、防災備蓄倉庫やマンホールトイレも整備した。また、公開空地にはフリーWi-Fiも設け、外国人を含めた来街者に利用してもらうほか、災害時の通信手段確保にも寄与する。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。