不動産ニュース / リフォーム

2019/12/19

築36年オフィスをリノベ。労働環境の変化に対応

景色の良い窓際にはフリーアドレスカウンターを設けた

 いちごオフィスリート投資法人(IOR)の運用会社であるいちご投資顧問(株)は18日、IROが保有する「いちご乃木坂ビル」(東京都港区)のリノベーションフロアを関係者に公開した。

 同ビルは、東京メトロ千代田線「乃木坂」駅徒歩2分。地上7階地下1階建て。1983年5月竣工のオフィスビルで、同社は2018年12月に満室状態で取得した。

 5階のテナント退去に伴い、リノベーションを実施。同社は、30~50坪程度の小規模オフィスをスタートアップ企業向けに改修・提供する「いちごレイアウトオフィス」を手掛けているが、今回はフロア面積が90坪弱と大きいことから、執務人数が40人程度の企業をターゲットにリノベーションした。

 エレベーターと執務スペースを区切る壁、ドアを撤去し、受付カウンターとガラス張りのレセプションを設置。エレベーターを降りてすぐに執務フロアを見渡せるようにして開放感を出した。執務フロアは窓から見える眺望を生かすために、応接室と会議室の間仕切壁もガラス張りに。フロアのどこからでも、窓からの借景を感じられるようにした。窓際には、フリーアドレスカウンターも備え付け、ワーキング、ミーティングに限らず、ランチでの利用等を提案する。

 水回りも刷新。1室しかなかった女性用トイレは、女性ワーカーの増加を考慮し、スペースを拡充して3室に。ロッカー等も設置する予定。
 今後、共用部についても1階エントランスのデザインを刷新し、ファサードも変更する計画。 

 改修費用は約6,000万円。5階賃料は、1坪当たり3万円程度での募集を予定している。

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