不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/1/9

首都圏既存木造戸建て価格、3ヵ月ぶりに下落

 (株)東京カンテイは9日、2019年12月の主要都市の中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,334万円(前月比2.0%下落)と、3ヵ月ぶりに下落に転じた。都県別では、東京都は5,536万円(同0.2%下落)と3ヵ月ぶりの反転下落となった。神奈川県も3,388万円(同2.2%下落)と、反転下落。千葉県は2,236万円(同3.2%上昇)と、反転上昇した。埼玉県は2,404万円(同4.9%下落)と、3ヵ月ぶりの反転下落。千葉県を除く都県はいずれも下落に転じ、首都圏は一気に弱含み傾向となった。

 近畿圏の平均価格は2,550万円(同0.1%上昇)と、反転上昇。主要府県別では、大阪府が2,744万円(同2.3%下落)と、3ヵ月ぶりに反転下落した。兵庫県は2,465万円(同1.0%上昇)と、3ヵ月ぶりに反転上昇。京都府は3,398万円(同3.1%上昇)と、反転上昇となった。

 中部圏は2,261万円(同1.7%下落)、愛知県は2,778万円(同1.2%下落)と、いずれも2ヵ月連続で下落した。

 福岡県は1,909万円(同7.0%下落)と、3ヵ月連続の下落となった。

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一戸建て

独立した一軒の家屋がひとつの住戸となっている住宅。「戸建て」も同じ意味である。これに対して、複数の住戸で構成される建物を「集合住宅」「共同住宅」という。

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