不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/1/31

新設住宅着工、貸家減で3年連続の減少

 国土交通省は31日、2019年通年および19年12月の建築着工統計を公表した。

 同年の新設住宅着工戸数は90万5,123戸(前年比4.0%減)と、3年連続の減少となった。新設住宅着工床面積は7,487万6,000平方メートル(同0.6%減)で、こちらも3年連続の減少。

 利用関係別では、持家が28万8,738戸(同1.9%増)で3年ぶりに増加。貸家は34万2,289戸(同13.7%減)で、2年連続の減少となった。分譲住宅は26万7,696戸(同4.9%増)と、5年連続の増加。このうち、マンションは11万7,803戸(同6.6%増)と昨年の減少から再び増加、一戸建て住宅は14万7,522戸(同3.6%増)と4年連続で増加した。

 12月単月の新設住宅着工戸数は7万2,174戸(前年同月比7.9%減)と、6ヵ月連続の減少。新設住宅着工床面積は585万平方メートル(同7.8%減)で、5ヵ月連続の減少となった。季節調整済年率換算値は85万2,000戸(同0.5%増)で、4ヵ月ぶりの増加。

 利用関係別では、持家が2万2,294戸(同8.7%減)と5ヵ月連続の減少。貸家は2万7,611戸(同10.3%減)で16ヵ月連続の減少となった。分譲住宅は2万1,593戸(同5.1%減)と2ヵ月連続の減少。このうちマンションは8,957戸(同6.2%減)で2ヵ月連続の減少、一戸建て住宅は1万2,427戸(同4.5%減)と、7ヵ月ぶりに減少した。

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