不動産ニュース / 開発・分譲

2020/2/3

住友林業と熊谷組、ジャカルタで共同開発

 住友林業(株)と(株)熊谷組は、アジア地域において共同で不動産開発に参画することを目的に、シンガポールに合弁会社SFKG Property Asia Pte. Ltd.(代表者:乾 憲司氏)を設立。両社が協業する初の海外プロジェクト((仮称)クニンガンプロジェクト)として、インドネシア・ジャカルタで、高層コンドミニアムおよび商業複合施設開発事業に着手する。

 住友林業と熊谷組は2017年の業務・資本提携以来、協業に向けて取り組んできた。同プロジェクトでは、東南アジアの大手不動産開発会社Sinarmas Land Limited(シナルマスランド社)と山林・合板製造会社PT Alas Kusuma(アラス・クスマ社)と共同で開発。総投資額は約1億5,000万ドル(約160億円)。

 開発地は、ジャカルタの中心部クニンガン地区に位置し、ジャカルタ屈指の商業地区であるタムリン地区の中心部まで車で10分の幹線道路沿い。21年開通予定のLRT(Light Rail Transit)のSetiabudi(スティアブディ)駅まで徒歩5分で、周辺にはショッピングモール、ホテル、学校があり、生活利便性にも優れたエリアとなる。
 総戸数900戸(コンドミニアム棟500戸、商業棟400戸)。敷地面積約1万平方メートル、延床面積約5万平方メートル。鉄筋コンクリート造/コンドミニアム棟地上35階建て・商業棟地上27階建て(予定)、工期は21~24年、販売開始21年初旬の予定。

 両社は、今後も保有するネットワークや不動産開発実績、住友林業の設計ノウハウや熊谷組の施工管理技術を生かし、主にアジア諸国で事業展開を積極的に推進していく。

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