不動産ニュース / 開発・分譲

2020/2/17

東京・神田で大型複合ビル竣工/住友商事

「KANDA SQUARE」外観

 住友商事(株)は17日、同社単独の不動産事業では過去最大規模となる大型複合ビル「KANDA SQUARE」(東京都千代田区)を竣工した。

 開発地は、東京電機大学神田キャンパスおよび神田警察署の跡地。敷地面積約9,761平方メートル、鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)地上21階地下1階建て、延床面積約8万5,257平方メートル。物件周辺には、1,300本の樹木や水景と、2,000平方メートル超の緑豊かな広場を用意。地域住民やオフィスワーカー、神田を訪れる人々が快適にさまざまな使い方ができるオープンスペースも設置した。

 施設内は、オフィス・商業ゾーン・ホール・貸会議室で構成。5~21階のオフィスゾーンは、ワンフロア最大約2,950平方メートルで東西南北すべての方向をガラス面とし、開放的でレイアウトがしやすい造りとした。入居テナントはほぼ内定しており、2020年3月より順次入居を開始する。
 1階の商業ゾーンには「大人のこだわり」「新しいコミュニティの場」をコンセプトに、レストランやカフェ、都市型スーパーマーケットなど13店舗が出店。2階には多目的ホール「KANDA SQUARE HALL」(最大1,000人収容)、3階に小ホール(最大210人収容)および貸会議室を用意した。共に、20年6月上旬にグランドオープンする予定。

 建物は免震構造を採用し、中圧ガスと重油の利用により連続15日間程度稼働可能な非常用発電機を配置。BCP対策に配慮した高い防災性能を備える。また、国内初となる電力ネットワークを活用したBCP対策用エネルギーサービス(「プレミアムグリッド(R)サービス」)も導入。非常災害時に、同物件に設置した大容量の非常用発電機から同社周辺ビルの「神田スクエアフロント」および「(仮称)内神田一丁目本郷通ビル」(21年春竣工予定)へ電力の供給・融通を可能とした。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。