不動産ニュース / 開発・分譲

2020/2/18

カリフォルニアで商業施設事業スタート/大和ハ

「TRADE」外観

 大和ハウス工業(株)は18日、米国において商業施設事業を開始。第1弾として、カリフォルニア州アーバイン市内の商業施設「TRADE(トレード)」を約30億円で取得し、運営管理をスタートした。

 アーバイン市は、商業や観光が盛んなロサンゼルス市とサンディエゴ市の中間に位置している。同物件は、不動産投資会社や会計企業などの大手企業が集まるオフィスエリア内に立地しており、オフィスワーカーや近隣の住民を対象に集客していく。

 建物は、敷地面積約1万2,261平方メートル、延床面積約3,021平方メートル。1989年築の木造平屋建て(2017年に大規模改修済み)。寿司やラーメンなどの日本食レストランやネイルサロンなどの美容系サービスなど、ネット通販では代替が困難な業態31店舗が入居しており、今後、同社が日本で取引してきた4,200社以上のテナント企業とのネットワークを通じ、空きテナントへ日本企業の誘致を推進することで、近隣商業施設との差別化を図っていく考え。

 今回の運営管理は同社現地法人のDaiwa House Texas Companyを通じて行なうもので、管理運営は全米大手の不動産会社Lincoln Property Company(リンカーングループ)に委託する。今後は、現地法人を通じて商業施設や賃貸用不動産などを購入・開発していく予定で、同社グループのスタンレーマーチン社の戸建住宅事業を合わせ、2022年3月期には売上高1,550億円を見込んで事業を展開していく。

 また、現在展開しているASEAN、オーストラリアなどでの事業も発展させ、22年3月期には海外売上高全体で4,000億円を目指すとしている。

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