不動産ニュース / 開発・分譲

2020/3/10

海老名駅前の複合開発、オフィス棟を着工/小田急

「ViNA GARDENS(仮称)オフィス棟」イメージ

 小田急電鉄(株)は10日、小田急線およびJR相模線「海老名」駅間における大規模複合開発エリア「ViNA GARDENS」(神奈川県海老名市)において、「(仮称)オフィス棟」を着工した。

 「ViNA GARDENS」は、「憩う」「くらす」「育む」をコンセプトに、敷地面積約3万5,000平方メートルの小田急電鉄車庫用地跡地に商業施設やタワーマンション等を建設する再開発計画。プロジェクトの全体竣工は2025年度を見込んでいる。

 「(仮称)オフィス棟」は、建築面積約2,700平方メートル、延床面積約3万1,000平方メートル、鉄骨造地上14階建て自由通路で駅に直結する。

 基準階のフロア面積は559坪と、神奈川県中央地区最大規模となる予定。天井高は2,800mm、OAフロア100mm、最大奥行17.4mの無柱空間を実現する。複層フロアの利用から最小約41坪の分割利用も可能とする等、入居企業の幅広いニーズに対応していく。

 また、LED照明や個別空調方式、複数ガラスを採用することで快適な業務環境を確保。6階部分にはオフィステナント従業員向けのカフェテリアも設置する。

 BCP対策として、制震オイルダンパーを採用した制振構造を備える他、汚水貯留槽の設置により被災時にも下水を使用できるようにした。また、停電時にもテナント専用部に72時間電力供給を可能とする。

 開業は22年春の予定。

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「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。