不動産ニュース / 開発・分譲

2020/3/13

浜松町にカプセル・個室のハイブリッドホテル

「BAYHOTEL 東京浜松町」外観
客室内の窓は足元から立ち上げ開放感を出した

 大成有楽不動産(株)は13日、ホテル「BAYHOTEL 東京浜松町」(東京都港区)を関係者に公開した。

 同施設は、都営浅草線・大江戸線「大門」駅徒歩2分、JR山手線・京浜東北線「浜松町」駅徒歩3分に立地する、地上10階建て、延床面積約1,300平方メートル。従前は企業保有の事務所ビルで、同社は2016年に取得。賃貸マンション等も含め検討した結果、羽田や都心各地へのアクセス性の良さからホテルとすることを決定した。ホテル運営は、(株)CVSベイエリア。施工は(株)鴻池組、設計監理は(株)コプラス。

 飲食を提供しない宿泊特化型ホテルで、2・3階をカプセルホテル(簡易宿所)48ユニット、4~10階を個室(47室)とするハイブリッド型。1階は、宿泊客が自由に使えるラウンジとし、簡易キッチン、カプセル利用客用のロッカー、板張りの小上がりを設置したほか、屋上にも東京タワーを望むテラスを設けている。

 カプセルは、宿泊客同士が見合わないよう、全ユニットが窓か壁を向くように配置。男女別のフロアとした。客室は、観光客を意識してツイン(25室)、ダブル(20室)、トリプル(2室)で構成。面積は13~20平方メートル。2名宿泊を考慮し、トイレと洗面が同時に使えるよう洗面を客室内に設置。開放感を出すためサッシを足元から立ち上げた。

 客室単価は、通年平均で1万2,000円(個室)、4,000円(カプセル)と設定。羽田空港を利用する国内外の観光客、ビジネスマン双方の取り込みを目指す。開業日は4月24日予定。

カプセルは男女別にフロア分け。宿泊客が顔を見合わせないように、全ユニットの入り口を壁もしくは窓に向けて配置した
屋上は10名ほどが一度に利用できるテラスとした
飲食は提供しないが、1階ラウンジにキッチンを設け宿泊客が自由に使える。カプセル利用客用のロッカーは、上部がハイテーブルとなっている

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