不動産ニュース / 開発・分譲

2020/3/16

日比谷に「五感を刺激する」サービスオフィス

コワーキングスペース。日比谷公園を前面に臨む。公園の緑の快適性を引き込むべく、壁面緑化や盆栽の展示などで緑視率を高めている
個室は、多様なニーズに応えるため、2名用から25名用まで用意。全室二重ガラスとして遮音性を高めた

 オリックス(株)は16日、サービスオフィス「クロスオフィス」の7拠点目となる「クロスオフィス日比谷」(東京都千代田区)を開業した。

 東京メトロ丸の内線他「霞ケ関」駅に直結する「飯野ビルディング」の9階1フロアを使用。延床面積は約2,350平方メートル。都内有数の緑地である日比谷公園に隣接するロケーションから「BUSINESS WELLBEING」をコンセプトに「五感を刺激する空間・サービス」で、業務の効率化と想像力の活性化を図っている。

 施設各所にグリーンアートを設けることで緑被率を高めるほか、スマート照明により利用者の気分に合わせた照明の選択と、居心地の良い空間を演出する。共用スペースやコワーキングスペースではリラックスを促すBGM、集中ブースでは集中力を高めるBGMなど音を演出。会議室や集中ブースでは「香りの演出」も行なう。ラウンジにはアーティストによる盆栽作品を設置し、観賞だけでなく水遣り等で盆栽に触れることによる「アーシング効果」を狙う。これまでのサービスオフィス利用者の声を反映し、テレビ会議のための4人用電話ブースや無人コンビニを設置。仮眠で集中力を取り戻すための「エナジーポッド」も設置する。

 個室は定員1~2名用(専有面積3.2~9平方メートル)23室と、3~25名用(11.3~99.4平方メートル)46室を用意。全室2重ガラスを採用し遮音性を高めているのが特長。また、コワーキング利用と個室利用の中間にあたる「専用デスク」を21席用意。机のほか、収納、ポストが設置され、会社登記も可能で、個室エリアにある「フォーカスブース」や「ソロワークソファ」も利用できる。コワーキングスペースは、80名利用まで対応する。

 利用料金は、コワーキング会員が月額3万円(会社登記は別途月額2万円)。専用デスクは、月額8万5,000円~、個室は13万3,000~400万円台まで。官庁街が近く、駅直結というロケーションから、士業、IT系企業、外資系企業、スタートアップを中心とした利用を見込む。

21席設定した「専用デスク」。個室利用者と同じエリアに設置され、専用のポストと収納を完備。より個室に近い執務スペースとしてアピール
会議室は会員なら誰でもレンタル可能。クスノキ無垢板を使ったデスクを設置し、木の癒しを演出
20分前後の仮眠を快適に取れる「エナジーポッド」で集中力や記憶力の回復をサポート

この記事の用語

コワーキングオフィス

独立して働く人々が共同利用しながら働く事務所。そのような場所を「コワーキングスペース」ということもある。

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