不動産ニュース / 開発・分譲

2020/4/9

「まちづくりプロジェクト」へ参画/SOMPOケア

 SOMPOケア(株)は7日、地域貢献や多世代間交流を含めた持続可能な共助社会を目指すまちづくりプロジェクトへ参画していくと発表した。

 大手ディベロッパーや地域企業と連携し、介護人材の需給ギャップの解消や、BCP対策、防災・減災対策、世代間交流の仕組み構築など、さまざまな課題を解決。行政や地域社会のニーズに応えていく。健康サポートプログラムの開発やIoT・ICTやリアルデータの利活用、認知症に対するサポートや健康増進に向けた取り組みなどにより、高齢者を支える共助社会の実現を目指す。

 検討を進める「まちづくりプロジェクト」は、「横浜市栄区プロジ ェクト」(事業主体は東急不動産(株)、横浜市栄区、 総戸数74戸予定)、「泉パークタウン(仙台市泉区) プロジェクト」(事業主体は三菱地所(株)、パナソニック(株) 、パナソニックホームズ(株)、関電不動産開発(株)、仙台市泉区、総戸数64 戸予定)。

 「横浜市栄区プロジェクト」は、鉄筋コンクリート造4階建て。大規模分譲マンション計画地の隣接地に、ICT・IoT活用に加え、最新介護機器を実装した有料老人ホームを新設する。ホームには、在宅介護サービス事業所(訪問介護・訪問看護・デイサービス)を併設する計画。マンション住民や地域の人々へ介護サービスを提供するとともに、診療所の誘致、地域住民を対象とした見守りや食事提供など、自立者向けサービスの提供を検討している。また、地域コミュニティの活性化や健康増進、多世代交流を目的としたデイサービスの地域開放を計画。完成は2022年4月の予定。

 「泉パークタウン(仙台市泉区)プロジェクト」は、鉄筋コンクリート造地上4階建て。国土交通省スマートシティモデル事業に選定されている「泉パークタウン」(開発から約50年以上の、自然と都市が融合した人気の複合型住宅団地)内における社会課題解決型スマートシティ開発計画に参画する。721戸の戸建てを建設する開発予定地内にICT・IoTを積極的に活用した有料老人ホームを新設。ホームには在宅介護サービス事業所(訪問介護や訪問看護)を併設するほか、保育園(他社連携)や地域コミュニティースペースの開設を予定。また、診療所の誘致、地域住民を対象とした見守りや食事提供など自立者向けサービスの提供も検討するほか、コミュニティーファームの設置による高齢者への就業機会・社会参画機会の提供なども計画する。完成は23年春の予定。

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IoT(インターネット・オブ・シングス)

Internet of Things。モノが人を介することなく相互に情報をやりとりする概念をいう。

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