不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/5/13

ソリューション事業が伸長/コスモスイニシア20年3月期

 (株)コスモスイニシアは13日、2020年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(19年4月1日~20年3月31日)は、売上高1,105億5,900万円(前期比5.7%増)、営業利益60億1,000万円(同11.7%増)、経常利益52億5,000万円(同3.9%増)。当期純利益は次期業績見通しの悪化により繰延税金資産の一部を取り崩したことから、34億1,500万円(同25.1%減)と大幅減。

 レジデンシャル事業では、新築マンションの引き渡し数が325戸(同89戸減)、新築戸建ての引き渡し数が70区画(同39区画減)と減少した一方、リノベーションマンションの引き渡し数が317戸(同83戸増)と増加したことなどにより、売上高373億6,900万円(同3.9%減)、セグメント利益15億4,500万円(同30.5%増)となった。未契約完成在庫は、新築マンションが83戸(同11戸増)、新築戸建てが50区画(同20区画増)。

 ソリューション事業は投資用不動産等の販売が好調に推移したこと、不動産賃貸管理等において転貸戸数が増加したこと、不動産仲介その他の売上高が増加したこと等により、売上高474億4,000万円(同8.4%増)、セグメント利益48億8,700万円(同41.4%増)を計上した。

 現在同社は新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、全従業員原則在宅勤務等の対応を実施。マンション、戸建てのインフォメーションセンターにおける新規案内休止、アパートメントホテル「MIMARU」の一部施設休業等を行なっている。これらの影響が当分継続、21年3月期末に感染症影響以前の事業環境に近づくことを前提としたうえで、21年3月期は売上高1,050億円、営業利益0円、経常損失8億円、当期純損失8億円を見込む。

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