不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/6/1

約4人に1人が「性能向上リフォーム」実施

 (一財)住まいづくりナビセンターは5月29日、「性能向上リフォーム等に関するユーザーアンケート」の結果を発表した。

 性能向上リフォームを実施しやすい環境整備を目的に調査。2017年4月~19年3月に同センターが運営するリフォーム情報サイト「リフォーム評価ナビ」を介してリフォーム事業者に見積もりを依頼した利用者を対象に郵送でアンケートを送付した。調査期間は19年9月27日~10月28日。有効回答数は426件。

 実施したリフォームで最も多かったのは「老朽化した設備の機器交換」で64.7%。世代別にみても、全世代で過半となっている。一方、「性能向上リフォーム」に該当する項目では、「バリアフリーリフォーム」が12.5%、「省エネリフォーム」が11.6%、「耐震改修」が7.2%となった。性能向上リフォームのいずれかを実施したのは全体の25.6%となった。

 性能向上リフォームを実施した理由について聞いたところ、「バリアフリーリフォーム」では、「今後の生活に不安を感じた」が47.5%と約半数を占めて最多。続いて「必要なリフォームだと思った」が40.0%、「現在の生活に支障が出た」が35.0%となった。「省エネリフォーム」については、「経済的メリットがあることが分かった」が59.5%と約6割を占め最多に。「必要なリフォームだと思った」も56.8%と過半となった。「耐震改修」については、「今後の生活に不安を感じた」が65.2%で最多。「必要なリフォームだと思った」が47.8%、「現在の生活に支障が出た」が43.5%で続いた。

 また性能向上リフォームを実施しなかった回答者に、興味・関心が高まる情報について聞くと、いずれのリフォームでも「経済的メリット」や「補助金・税制優遇」が上位になっている。また、若年層ほど「経済的メリット」を重視する傾向もみられた。

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