大和ハウス工業(株)は1日、注文住宅向けの新たな住まい提案として、同社オリジナルのテレワークスタイル「快適ワークプレイス」と「つながりワークピット」の提案を、沖縄県を除く全国で開始した。
同社は、テレワークを実施した社員を対象に、困りごとや希望に関するアンケートを実施(回答者数約3,600人)。「仕事専用の空間がほしい」「子供の様子を見ながら仕事ができる環境がほしい」などの要望が挙がったことから、「仕事に集中できるクローズド空間」と「家族と緩やかにつながるセミクローズ空間」の2つの空間が住まいに必要だと考え、商品開発に至った。
クローズド空間「快適ワークプレイス」は、同社が開発した防音室「奏でる家」の技術を採用し、図書館同様の静けさを確保。室内の響きのバランスを整えウェブ会議等の音色をクリアにする独自の音響アイテム「コーナーチューン」も設置した。また、専用Wi-Fiアクセスポイント(コンセント埋め込み型)によって安定した通信環境も確保した。そのほか、気分により光色を調整できる3光色切り替えLED照明や、オフィスデスクと同等の奥行き60cmのデスクも取り揃えた。価格は、新築戸建住宅の場合、71万5,000円から(税込み)。
セミクローズド空間「つながりワークピット」は、仕事と家事・子育てを両立できるように、リビングとつなげたマルチスペース。室内窓で家族の気配を感じつつ、ドアの開閉でオンとオフの切り替えを可能とした。「快適ワークプレイス」と同様に、3光色切り替えLED照明やデスクも設置する。価格は、新築戸建住宅の場合、44万円から(税込み)。
なお、同プランは共働き世帯のために家事の時間的・心理的負担を軽減する戸建住宅商品「家事シェアハウス」のアイテムとしても提案する。