不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/6/29

コロナでニーズは分散傾向。郊外志向も増加

 リノベる(株)は26日、新型コロナウイルス感染症による住まいニーズの変化に関するアンケート調査結果を発表した。同社の顧客対応を担当するスタッフ73人を対象に調査した。併せて、同社サービスの申し込み後に顧客に記入してもらうアンケート「住まいカルテ」の希望内容の変化も調査・分析している。

 ワークスペースとして個室タイプとLDK隣接のオープンタイプのどちらのニーズが高いかを聞いたところ、コロナ前(2020年1~3月)は「個室タイプ」が23.3%、「LDK隣接オープンタイプ」か76.7%であったが、withコロナ(20年4~5月)には逆転し、「個室」74.0%、「LDK隣接オープンタイプ」26.0%に変化した。ワークスペース全般のニーズもコロナ前の8.9%からwithコロナには27.3%と増加。4世帯に1世帯以上がワークスペースの確保を希望するようになった。

 エリア選びについては、感染拡大前は1位「通勤時間」(60.3%)、2位「最寄駅からの距離」(32.9%)、3位「自然が多い場所」(5.5%)の順であったが、withコロナでは、1位「自然が多い場所」(27.4%)となり、2位が「通勤時間」「最寄駅からの距離」「郊外志向」(21.9%)と並んだ。

 ワークスペース以外でニーズの高まった間取り等については、「個人のスペース」(54.8%)、「広さ」(45.2%)、「充実したキッチン」(30.1%)が上位を占めた。

 自由回答では、「通勤時間よりも家の中を充実させたいという人が増えた」「日当たり、眺望良好のニーズが上がった」など、家の充実度を高めるニーズや、「コロナがきっかけで地元に帰ろうと考え出している顧客がいるように感じた」といったUターン意向も確認された。さらには、「運動できるスペースを確保したい」といった声もあったという。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/25

記者の目を公開しました

今の若い世代が集合住宅に求めるものとは?」を公開しました。
住宅に求められるものが多様化する中、若い世代は何を求めているのでしょうか。今回は、若者自身が集合住宅の企画アイディアを提案する「学生プランニングコンペ」(開催:スカイコート(株))を取材しました。