不動産ニュース / ハウジング

2020/6/29

賃貸併用の自宅で全館空調を実現/パナソニックH

 パナソニック ホームズ(株)はこのほど、業界初となるHEPAフィルター搭載の全館空調システムを、賃貸併用住宅の自宅部分に実現する換気・空調システム「エアロハスM」を発売した。

 0.3μmの微粒子を99.97%除去するHEPAフィルターを搭載した「空調ユニット」と、屋外の空気を給気する際に外気汚れの侵入を防ぐ「給気清浄フィルターユニット」、湿気の侵入や換気による熱ロスを抑える「熱交換気ユニット」の組み合わせにより、24時間365日、住宅内の空気環境を安定した温度と清浄に保つ。

 最高9階建ての賃貸併用住宅の上層階の自宅で全館空調を実現。各部屋の温度センサーの情報を元に、室温の変化に合わせて風量調節を自動制御し、住宅内を安定した温度に保つ。また、家族の好みに合わせて、部屋ごとの設定温度に対してプラスマイナス2段階で温度調整も可能。1時間に約3リットルの除湿能力があり、室内のカビ対策にも有効。さらに、天井裏にユニットの設置空間を確保しながら、自宅部分の天井高は最大約3mを確保できる。

 同社は「エアロハスM」の追加投入により、全館空調システム全体で、2020年度で約930棟の受注(20年度)を目指す。

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