不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/7/3

TDB景気動向、全般に下げ止まり感

 (株)帝国データバンク(TDB)は3日、2020年6月の「TDB景気動向調査」の結果を発表した。有効回答数は1万1,275社。

 同月の景気動向指数(景気DI:0~100、50が判断の分かれ目)は、27.6(前月比2.4ポイント上昇)と9ヵ月ぶりに前月比プラスとなった。国内景気は経済活動が再開したことで急落傾向は下げ止まった。今後、景気後退は一時的に下げ止まるものの、力強さに欠ける動きは継続するとみられる。

 業界別では、全10業界で低水準の推移となったものの、緊急事態宣言の解除を受け9業界で持ち直しの動きがあった。「不動産」は29.2(同5.7ポイント上昇)と改善した。「緊急事態宣言で動きを控えた人たちが5月の大型連休明けから動き出しており、一時的に止まっていた反動からか売り上げが伸びている」などといった声が挙がった。「建設」は36.3(同2.8ポイント上昇)だった。

 企業規模別では、「大企業」(30.1)、「中小企業」(27.0)、「小規模企業」(27.8)のいずれも上昇し、悪化傾向がストップ。外出自粛に対応した新需要のほか、緊急経済対策の効果もみられた。また、地域別でも全10地域で上昇するなど、下げ止まりの傾向となった。

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