不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/7/6

減収減益/トーセイ20年11月期2Q

 トーセイ(株)は6日、2020年11月期第2四半期の決算説明会をオンラインで開催した。

 当期(19年12月1日~20年5月31日)の連結決算は、売上高450億5,000万円(前年同期比30.8%増)、営業利益21億7,000万円(同72.7%減)、税引前利益18億9,000万円(同75.2%減)、四半期利益11億4,700万円(同78.1%減)、四半期包括利益5億9,200万円(同88.9%減)であった。物件の売却は順調に推移したが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による不動産投資需要の冷え込み、それに伴う収益不動産の流動性低下やリスクプレミアムの上昇を踏まえ、棚卸資産評価損として76億8,000万円を売上原価に計上し、大幅な減益となった。

 主力の不動産流動化事業では、29棟のバリューアップ物件、およびRestyling事業の4戸を販売したが、売上原価に評価損を計上したことなどにより、売上高276億7,900万円(同62.1%増)、セグメント利益55億6,500万円(同10.7%増)に。不動産開発事業は、新築分譲マンション240戸、戸建住宅26戸、商業施設1件を販売し、売上高99億1,300万円、セグメント損失47億2,000万円(前年同期:セグメント利益15億4,100万円)。不動産賃貸事業は、売上高27億3,400万円(同6.8%減)、セグメント利益10億3,800万円(同12.1%減)。不動産ファンド・コンサルティング事業は、新たなアセットマネジメント事業契約の受託により伸長。売上高21億8,000万円(同66.6%増)、セグメント利益14億8,000万円(同114.6%増)に。

 同社代表取締役の山口 誠一郎氏は、「棚卸資産の評価損を計上し、一気に膿出しを図った。ファンドコンサルティング事業、賃貸事業、管理事業の基幹3事業を拡大させていく戦略で、成長を実現させていく」と述べた。

 併せて、期初に公表していた通期業績予想を修正。売上高648億9,700万円(前回発表予想比19.2%減)、営業利益46億8,000万円(同65.9%減)、税引前利益40億7,000万円(同68.8%減)、当期利益24億1,100万円(同72.6%減)と下方修正した。

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