不動産ニュース / 開発・分譲

2020/7/20

駐車場上空有活提案、関内で初弾/コスモス

「SOLA CUBE横濱関内」外観

 (株)コスモスイニシアは、駐車場上空活用ソリューション「SOLA CUBE(ソラキューブ)」第1弾となる「SOLA CUBE横濱関内」(横浜市中区)を竣工。20日、マスコミに公開した。

 「SOLA CUBE」は、土地・駐車場オーナー向けの有活提案メニュー。駐車場の上空に建設費が比較的安価で、短期間での建設が可能な鉄骨造の事務所・住宅・店舗等を開発。同社が運営する職住近接レンタルオフィス「MID POINT」が入居することで賃料保証型かつ10年の長期契約を実現。入居テナントの誘致・賃貸管理、大和ハウスパーキング(株)による賃料保証型のコインパーキング運営サポートなど、大和ハウスグループによるワンストップサービスで賃料収入のアップを図る。対象エリアは東京・神奈川・埼玉・千葉とし、最寄り駅から徒歩7分以内の土地、敷地面積50坪以上が条件。年間5件程度を目標に展開していく計画。

 「SOLA CUBE横濱関内」は、JR「関内」駅徒歩3分、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅徒歩1分に立地。敷地面積319.74平方メートル、延床面積953.46平方メートル、鉄骨造地上4階建て。2階が店舗フロア、3~4階に「MID POINT横濱関内」が入居する。設計・施工を(株)コスモスモアが、コインパーキング運営を大和ハウスパーキング、建物管理を大和ライフネクスト(株)が担当。建築費は約2.5億円。年間の総賃料収入は、従前の駐車場の約1,500万円に対し約4,000万円を確保。表面利回りは15%。工事期間は本体約6ヵ月、MID POINT内装約2ヵ月。2階店舗は賃料実績型。

 「MID POINT横濱関内」は、延床面積約440平方メートル(2フロア)、総区画数38区画で、区画面積は2.12~21.37平方メートル。県庁舎、市役所など官公庁や企業が集まる立地から、支店やサテライトオフィスとしても利用可能な個室タイプを多く設定した。個室は、1~7名用と多様なタイプを用意し、8割を採光の良い窓付き個室とし、常時換気できるよう網戸も設置している。24時間利用や法人登記も可能で、6名まで使える会議室やミーティングスペース、宅配ボックス・メールボックスを設けた。ラウンジには、イベントなどにも利用できるキッチンを設置し、入居者同士のコミュニティ形成を支援するコミュニティマネージャーも常駐する。

 賃料は、コワーキング1名で月額8,000円、ブース1名が2万4,000円~、個室は1名用3万9,000円~7名用13万5,000円(すべて共益費別)。開業日は7月31日。

4階ラウンジ
7名用個室

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