(公財)不動産流通推進センターは20日、2020年6月における全国の指定流通機構の活用状況を公表した。
同月の新規登録件数は38万9,407件(前年同月比2.8%増)と3ヵ月ぶりにプラスに転じた。成約報告件数は4万6,527件(同3.5%減)となり、4ヵ月連続のマイナスだった。総登録件数は81万9,901件(同3.3%増)と、2ヵ月連続のプラス。
物件別では、売り物件の新規登録件数は13万5,382件(同1.6%減)と3ヵ月連続でマイナスに。成約報告件数は1万6,311件(同2.5%減)と4ヵ月連続でのマイナスとなった。総登録件数は37万8,985件(同3.4%増)となり、38ヵ月連続のプラスに。
賃貸物件の新規登録件数は25万4,025件(同5.3%増)、成約報告件数は3万216件(同4.0%減)。総登録件数は44万916件(同3.2%増)と62ヵ月ぶりにプラスに転じた。
売り物件の取引態様別物件数は、新規登録では媒介契約が9万1,006件(同6.2%減)。このうち専属専任媒介が1万4,121件(同22.7%減)、専任媒介が4万1,330件(同5.2%減)、一般媒介が3万5,555件(同1.2%増)だった。
成約報告件数のうち、媒介契約は1万2,999件(同7.4%減)。このうち専属専任媒介が3,080件(同26.3%減)、専任媒介7,771件(同1.0%減)、一般媒介2,148件(同7.1%増)。
なお、売主物件は新規登録が4万2,339件(同9.2%増)、成約報告が3,213件(同22.2%増)だった。