不動産ニュース / 開発・分譲

2020/7/31

JR東、東京駅に自社最大規模のエキナカ商業施設

吹き抜けのイベントスペースの約6.9メートルのデジタルサイネージ「モノリス」

 JR東日本グループの(株)鉄道会館は、8月3日に、東京駅北通路整備に伴い開発を進めてきたエキナカ商業施設「グランスタ東京」を開業する。

 地下1階・地上1階の店舗面積約6,500平方メートルにスイーツ、飲食店、ベーカリー、カフェ、デリ、雑貨など66店舗が出店。今回の開業により、既存店舗と合わせて店舗面積計約1万1,300平方メートル、店舗数計153店舗となるJR東日本最大規模のエキナカ商業施設が誕生する。開業に合わせ、北地下自由通路に直結する改札口も新設した。

 施設内に、待合スペースとしての利用も想定する吹き抜けのイベントスペース「スクエア ゼロ」を設置。高さ約6.9mの3本のデジタルサイネージ「モノリス」をはじめとしたデジタルサイネージによる情報発信や空間演出を施す。

 また、開業に合わせ、スマートフォンアプリ「東京ステーションナビ」の本格運用も開始。同アプリは、東京駅構内の店舗や駅施設・設備、および周辺施設までのルート案内、カフェ・レストラン・トイレの混雑可視化、Suicaコインロッカーの空き状況の表示、エキナカ商品のネット注文機能・エキナカ受け取り、交通情報表示など、東京駅で過ごす時間を有効に活用できる機能を搭載した。

 30日のマスコミ向け発表会で、同社代表取締役社長の平野邦彦氏は、「コロナ禍で東京駅の利用が減っている中、厳しい出発となったが、コロナ対策をしっかり施し、グランドオープンを迎えたい。東京駅は全国に走る鉄道の起点となる駅。モノを売るだけでなく、この起点の駅から日本、世界に向けていろいろな情報を発信していきたいという思いを込め、今回、エキナカでは初めてとなるイベントスペースも設けた」などと抱負を述べた。

施設内の様子

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