東急不動産（株）は11日、物流施設「LOGI'Q狭山日高」（埼玉県狭山市）と「LOGI'Q京都久御山」（京都府久世郡）の2物件を着工したと発表した。
「LOGI'Q狭山日高」は、首都圏中央道路自動車道「狭山日高IC」から約0.3km、国道407号線から約0.2kmと、関東全域に配送可能な立地。鉄筋コンクリート造鉄骨造4階建て、敷地面積5万2,391.46平方メートル、延床面積11万3,966.78平方メートル。
大手物流会社向けのBTS型物流施設として設計し、独自開発としては最大規模の施設となる予定。テナントのニーズに応じ、倉庫内機械化に対応するためボックス型の形状とし、免震構造を採用した。全館空調や歩車動線の完全分離など、働き手に配慮した施設計画とした。竣工は2022年2月末の予定。
「LOGI'Q京都久御山」は、京滋バイパス「久御山IC」から約1.6km、第二京阪道路「久御山南IC」から約1.8kmに位置。工業専用地域にあるため、24時間365日の操業が可能。鉄筋コンクリート造鉄骨造地上4階建てのボックス型の建物で、敷地面積1万2,231.52平方メートル、賃貸面積2万6,014.87平方メートル。
倉庫内の自動化や空調増設による快適な環境づくりをサポートするため、高圧受電設備を導入。BCP対策として、停電時でも電気供給ができる非常用発電機を設置し、緑地には「かまどベンチ」を設ける予定。その他、全館LED照明を備えるなどの省エネ対策にも力を入れている。現在、入居企業を募集中。専用のセンターとして1棟での使用、2テナントでも動線確保が可能。竣工は21年6月下旬の予定。
