不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/8/26

コロナ禍で不動産業におけるDXが進展

 (株)矢野経済研究所は、国内企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組み状況について調査した。

 DXを、革新的な製品やサービスの開発、ビジネスモデルの変革、イノベーションを実現する「革新的な取り組み(攻めのDX)」、基幹システムの刷新やテレワーク対応、既存業務効率化、業務プロセス・組織風土・企業文化を変革する「IT刷新(守りのDX)」の2つに分類し、国内の民間企業および公的機関523社・団体に対し、郵送でアンケート調査を実施。8段階の数値(「8」が積極的、「5」が普通、「2」が消極的、初めて聞いたを「1」としている)で回答を得た。

 平均値は、「攻めのDX」が3.37、「守りのDX」が3.78となった。どちらも「普通」を示す5を下回り、企業のDXに対しての消極的な姿勢が明らかになった。DXについて初めて聞いた(「1」と答えた)企業の比率は、「守りのDX」が2.3%(12社)だったものの、「攻めのDX」が20.5%(107社)にのぼった。

 また、業種別にみると、不動産業では「攻めのDX」に対する取り組みが進んでいるとした。これまでは、DXが進んでこなかった業種の一つだったが、コロナ禍で対面営業や内見が難しくなったことなど、環境が大きく変わり始めたことから、DXに対する機運が高まっていると推測している。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。