小田急電鉄(株)と東日本旅客鉄道(株)(以下、「JR東日本」)は16日、東京都が公募した「MaaSの社会実装モデル構築に向けた実証実験」に選定されたと発表した。
実証実験では、(株)NTTドコモのAI運行バスシステムを用いた「乗合型オンデマンド公共交通サービス」を、小田急電鉄が開発したMaaSアプリ「Emot」から検索・手配できる形で提供。JR東日本の首都圏のほぼ全線および首都圏以外の主要路線と、小田急線全線、神奈川中央交通の路線バスのリアルタイムデータを用いて、遅れを加味した経路案内サービスを「Emot」「JR東日本アプリ」で提供する。
実施予定時期は2021年1月中旬~3月中旬、対象地域は東京都町田市山崎団地周辺エリア。実証実験を通じて、公共交通の利便性向上による周辺道路の混雑緩和の効果や、対象地域内の連携施設の利用促進について検証していく。