三菱地所(株)は23日、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)のスタートアップ・エコシステム形成を加速すると発表した。
「スタートアップ・エコシステム」とは、起業家、起業支援者、企業、大学、金融機関、公的機関等が結び付き、スタートアップを次々と生み出し、それがまた優れた人材・技術・資金を呼び込み発展を続けること。
FinTech拠点として開設した「The FinTech Center of Tokyo, FINOLAB」(東京都千代田区)において9月に設立された「FINOLAB FUND」に、有限責任組合員として出資。スタートアップの事業成長を資金面からサポートする。
また、さらなるコミュニティの活性化を図り、メンバーラウンジを中心とした大手町ビル4階「FINOLAB」内共用ゾーンの大幅リニューアルを実施。さまざまな用途に対応したラウンジを整備するとともに、メンバー間のコミュニケーションを促進するカフェカウンターや打ち合わせスペース等を設置する。多様な入居ニーズに応え、FinTech拠点として一層の集積を図るため、隣接区画への拡張(約80坪)も行なっている。
さらに、FINOLAB社が6月より順次提供を開始している、バックオフィスのシェアリングサービス「SUBPOSI」の展開を推進。スタートアップ企業および大企業の新規事業担当者がコアビジネスに集中できるよう、事業成長に欠かせないバックオフィス業務を、ファイナンス・動画制作・マーケティング・ITの観点からサポートしていく。