不動産ニュース / リフォーム

2020/9/28

仙台の築54年のオフィスビルをリニューアル

「仙台協立第1ビル」1階のレンタルスペース「COMPASS」外観
「COMPASS」の利用シーン

 ビル賃貸業の(株)仙台協立(仙台市青葉区、代表取締役社長:氏家正裕氏)はこのほど、自社ビル「仙台協立第1ビル」(仙台市青葉区)をリニューアル。10月2日にグランドオープンする。

 1966年築、鉄筋コンクリート造地上6階地下1階建て。延床面積2,100平方メートル。仙台地下鉄南北線「広瀬通」駅より徒歩7分に立地。従前は複数テナントに貸し出す一般的な事務所ビルで、老朽化により建て替えも検討していたが、コロナ禍におけるサテライトオフィスとして利用できる貸し会議室等の需要増加を受け、1棟の空き区画すべてをレンタルスペース(1階)、貸し会議室(2~5階、15~53平方メートル)とする改修を行なった。部屋ごとに「セミナーの開催」や「重要な打ち合わせ」など異なる利用シーンを想定し、それに合わせた内装や什器、設備を採用している。一部共用部も刷新した。改修費用は約2,500万円。一部フロアには従前のテナントがそのまま入居している。事業主が仙台協立、企画・運営が同社関連会社で不動産会社の日本商事(株)(同)。

 1階は貸出可能面積155.4平方メートルのレンタルスペース「COMPASS(コンパス)」として改修。貸し出しがない場合は、1時間当たりワンコイン・ドリンク付きで飛び込み利用が可能なコワーキングスペースや日替わりカフェとしても運用していく。貸し会議室利用の受付機能、同社グループ会社の総合窓口(賃貸仲介の相談窓口等)を設置した。また、コロナ禍で仙台市の認可があれば沿道活用が可能になったことから、同ビル沿道においてもテーブル・イスを設置するなどの公共空間活用も行なっている。

 料金設定は、1時間当たり500~4,400円。6月より完成区画を先行的にオープンしていたが、8月までは改装前よりも売上は伸び悩んでいたものの、近隣企業のサテライトオフィスとしての需要などが伸びている状況。

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