スターツCAM(株)は10月1日、統合ファシリティマネジメント(企業・団体等が保有・使用する全施設資産・利用環境を経営戦略的視点から総合的に企画、管理、活用する経営活動)システム「FM-Integration(エフエム・インテグレーション)」を活用したクラウドサービスの提供を開始する。
「FM-Integration」は、より多くの人にファシリティマネジメントに関するデータ活用をしてもらうことを目指し、(株)FMシステム(東京都文京区、代表取締役社長:柴田英昭氏)が開発。スターツCAMが、開発に伴う多くのフィードバックやBIM(建物のライフサイクルでデータを構築管理するための工程)データの提供など開発協力を行なった。
「施設台帳管理システム」、「長期修繕計画システム」、「ダッシュボードの機能」を統合。さらにBIMの共通データ形式である「IFCビューア」を国内で初めて搭載した。同社では、システムをサブスクリプション型のクラウドサービスとして、気軽に顧客企業に利用してもらえるよう提供する。
今後、同サービスをスターツCAMにおけるBIM-FM PLATFORM関連事業の中核に位置付け、BIMモデルの作成サービス、BIMコンサルティングサービスとともにビル所有者をはじめ、金融機関、FMコンサル事業者、施設管理会社などに対して提供していく。