不動産ニュース / 仲介・管理

2020/10/9

穴吹興産、首都圏郊外でワークプレイス事業

「hitoride立川」完成予想図

 穴吹興産(株)は9日、郊外型ワークプレイス事業「hitoride(ヒトリデ)」を開始すると発表した。11月16日に初弾施設「hitoride立川」(東京都立川市)を開業する。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で在宅ワーク・カフェなどでのリモートワークが普及してきたものの、一方で「小さな子供がいると難しい」「(カフェなどでは)集中して仕事ができない」といった課題も顕在化してきた。そうした背景から同社は、個室を中心としたテレワークスペースとして「hitoride」を考案した。

 「hitoride」は、東京23区郊外の主要駅から徒歩10分圏内に構え、オンラインミーティングも可能な個室中心のレイアウトとする。また、サーモグラフィーによる入室時検温の実施や全デスク・スペースで抗菌コート仕様とする。契約手続きはオンラインでの完全非対面。利用は最短15分から対応できる。また、従量課金制での法人契約もあり、個室の月額契約も可能。

 初弾の「立川」は、JR「立川」駅より徒歩3分、ペデストリアンデッキで連結するビルの4階にオープンする。面積は420.4平方メートル。サテライトオフィス1室、月極個室(賃料7万円)が9室、個室18室、ブース席やカウンター席なども用意している。利用料金は15分200円から。

 同社では「立川」の運営を通じてノウハウや利用者ニーズを蓄積、年2~3物件の開設につなげ、将来的には首都圏で10物件以上の運営を目指す。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。