不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2020/10/9

NBF、「新宿三井ビル」等を取得

「新宿三井ビルディング」外観

 日本ビルファンド投資法人(NBF)は9日、スポンサーの三井不動産(株)から、「新宿三井ビルディング」(東京都新宿区)、「グラントウキョウサウスタワー(持分)」(東京都千代田区)の取得を発表した。

 「新宿三井ビルディング」は1974年竣工。三井不動産の旗艦ビルで、西新宿を代表するオフィスビルとして知られる。「新宿」駅より徒歩6分、敷地面積は1万4,449.38平方メートル。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造地上56階地下3階建て、延床面積は17万9,696.87平方メートル。総賃貸可能面積は10万1,255.03平方メートルで稼働率は97.8%。テナント数は93社、年間総賃料収入は約102億3,300万円。取得価格は1,700億円。同投資法人の全ポートフォリオの投資比率で12.3%となる。なお、「新宿三井ビルディング」の名称は残し、三井不動産もマネジメント事業への関与を継続する。

 「グラントウキョウサウスタワー」は、JR「東京」駅に直結したオフィスビルで2007年に竣工。今回取得したのは土地所有権の共有持分約51.17%と借地権の準共有持分約5.22%、建物5~9階の区分所有権(専有面積割合約13.33%)。総賃貸可能面積は1万955.29平方メートルで、稼働率は100%。テナント数は4社。年間総賃料収入は約17億8,500万円。取得価格は470億円。

 同日、契約を締結。取得予定日は21年1月8日。

 また、取得資金の調達を目的に、新投資口の発行と投資口の売り出しも明らかにした。

 公募による新投資口発行は募集投資口数22万9,000口、オーバーアロットメントによる売り出しは1万1,500口。野村証券(株)を割当先とする第三者割当による新投資口の発行は1万1,500口。調達額は、差引手取概算で1,402億8,124万5,000円を上限とする。

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