不動産ニュース / 開発・分譲

2020/11/10

私募ファンドへ出資、物流施設事業へ進出/九電

 九州電力(株)と九電不動産(株)はこのほど、物流施設事業への参画を決定。物流施設(川崎市東扇島)を取得するファンドへ出資すると発表した。

 物流施設事業はコロナ禍でも安定的な成長が見込めると考え、(株)玄海キャピタルマネジメントが組成する私募ファンドに対して出資する。物流施設からの賃料を原資とした配当収入を得ることにより、電気事業以外の収益を獲得する。

 出資対象は、冷凍冷蔵倉庫の私募ファンド。建物は、鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート造陸屋根5階地下1階建て。敷地面積約5,000平方メートル、延床面積約1万6,000平方メートル。

 九州電力グループは経営ビジョンにおいて、2030年の連結経常利益を1,500億円(うち5割が国内電気事業以外)とする目標を掲げており、事業領域の拡大に向け、今後も都市開発・まちづくりに積極的に取り組んでいく。

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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